子供から好き嫌いをなくすには
子供は3歳頃から好き嫌いが明確になっていきます。
特に野菜については苦手な子供が多く、どうやって食べさせるかを苦労して、困っている保護者は多くいます。
>>食べ物の好き嫌いが激しい…子どもの偏食をなくす18の方法
保護者にとって調理は毎日するものであり、好き嫌いが増えれば調理の手間や負担は大きくなってしまうのです。
また、栄養バランスの面でも好き嫌いがあることは気になることでもあります。
そこで、保護者のためにも子供自身のためにも少しでも好き嫌いをなくしてもらえるよう取り組むことが重要です。
好き嫌いの理由を知ることから
子供が好き嫌いをしている理由というのは様々です。
見た目が嫌い、色が嫌い、硬さが嫌い、味が嫌い、食べず嫌い、など理由はたくさんあります。
そして、その理由によって対処方法も違ってきます。
見た目や色、形が理由であれば、それを変えてしまうだけで食べられるということも少なくありません。
型抜きをしたり、皮をむいたりという工夫をするだけで食べられるようなら、少し手間はかかりますがまずは食べられる状態にして食べさせるということが有効です。
また、切り方や調理法をいつもと違うものにするとそれだけで食べられるということも少なくありません。
子供というのは単純なところがあるため、いつもと違う見た目にするだけで自然と食べられることも多いのです。
また、子供に嫌いな食べ物を意識させないよう心がけることも重要です。
大人がなんども「〜が嫌いなんだよね」と嫌いなものを伝えてしまうような場面を作ると、嫌いという印象が強くなってしまい逆効果となることがあります。
何気なく嫌いな食べ物も食卓に並べておくと気づかないうちに食べて克服するということもありますから、あまり嫌いということを子供に認識させるのは避けましょう。
好き嫌いの克服方法
気づかないうちに食べて実は食べることができるのだ、苦手ではないのだという学習をさせることはとても有効です。
ミキサーで撹拌をしたり、みじん切りにしてハンバーグの具材にしたりということは気づかないうちに食べさせる効果的な方法であり、子供自身も気づかずに食べることが多くあります。
ただし、子供によっては舌の感覚が鋭くすぐに苦手な食べ物が入っているということに気づくことも多いです。
そのような子供にはあまりこの方法は効果的ではありません。
逆にあまりにも続けてしまうと色々な食べ物を疑いながら食べてしまう原因ともなってしまいます。
そこで、あまりにも舌の感覚が鋭くすぐに苦手なものが入っていることを気づいてしまう子供には、無理強いさせるのは避けましょう。
同じ栄養素が含まれている他の野菜を食べさせれば栄養は補うことができますし、焦らず少しずつ食べられるものを増やしていけば良いのです。