食べ物への興味関心を持たせるには
食べること、食べ物への興味関心を持たせるには、何をすることが有効なのでしょうか。
三つ子の魂百までということわざがある通り、小さいうちの経験がその子の食への価値観や味覚にも影響をします。
実際、幼児期にはその子の味覚は決まると言われています。
そこで、食への興味関心がある子供に育てるためには乳幼児期の食育が重要であると言われているのです。
楽しい食事を経験する
特別なメニューはなくても、大人数でワイワイと楽しく食べる食事というのは美味しいものです。
昔からハレの日と言われるお祝い事やお祭りといった行事の日には、人が集まってご馳走を食べてきました。
このような特別な日のご飯というのは特に美味しいものであり、大人になってからも思い出す光景や思い出す、メニューがあるという人も少なくありません。
ご馳走を食べる特別な日いうのはそれだけで空腹にもなりますし、心もお腹も満たされます。
そして、このような特別な行事の日のご飯があることで日常の食生活が豊かなものとなり、食事を楽しめるきっかけとなるのです。
パーティーを楽しむ
どこの保育園でも定期的にパーティーメニューの献立があります。
クリスマスのような日だけでなく、カレーパーティーといった自分たちで食べ物をよそって食べたり、他のクラスと合同で食事をしたりという機会が設けられているのです。
このような毎日の給食でも少し違ったイベントがあると子供達の中では、印象強いイベントとなり良い思い出に残すことができます。
特に幼児となればパーティーのメニューを作る手伝いをすることでよりイベントの思い出を残すことができます。
クッキーの皮むきをしたり、野菜の皮むきをしたりという経験をすることはイベントを盛り上げることだけでなく食育としても大きな意味を持っていることです。
五感を刺激する食事
毎日の生活の中で、忙しくなると食事についても手を抜きがちです。
もちろん、時にはそのような食事になることは致し方ないことですし、無理に何でも手作りしたりこだわったりする必要はありません。
大切なのは時間のある時には五感を刺激する食事を作ることです。
季節の旬の食材を利用したメニューを用意したり、色彩豊かな食卓を意識したりすることで、子供達にとっても食事の時間が楽しめるようになります。
特に嗅覚についてはいつまでも記憶に残るものです。
お母さんの作ってくれたカレーの匂い、オーブンを開いたと同時に部屋に広がる焼きたてのクッキーの匂いといったものは子どの頃の記憶とともに匂いもいつまでも残っているものです。
ぜひ、毎日の忙しい中でもこのような子供の嗅覚に記憶の残る食事を作る機会を設けるようにしましょう。