散歩する人々

モンスターペアレントの捉え方について

保育士の大変な業務の一つである保護者対応

保育士の仕事の中で大変とされる仕事のひとつが保護者対応です。
保護者との接し方は、子供以上に気をつかう場面もあります。
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特に保護者は、毎日限られた時間内でしか子どもと接することができず、それ以外の時間帯は、毎日仕事と家事とに追われています。
そのため、時にはストレスフルになることもありますし、子供のことに対して過剰に反応してしまうこともあるものです。

最近ではモンペと呼ばれるモンスターペアレントが問題となっています。
理不尽なことでクレームを入れられたり、不可能に近い特別待遇を要求されたりしてしまうとモンスターペアレントと認識されることが多いです。

しかし、保育の現場で働いていない人やこれから仕事をするという人にとっては非現実的な話であり、このような保護者は本当にいるのかという疑問を持つものです。
そこで、ここではモンスターペアレントの実態を紹介していきます。

モンスターペアレントの実態

最近では理不尽な要求をする保護者も少なくありません。
子供がO脚にならないようにおんぶはしないでほしい、とか要求だけでなく、着替えの頻度やオムツの頻度、保育園での遊びの内容や他の園児との付き合い方などと言ったことまで口を挟む保護者もいるのです。

時代の流れとともに少子化となり子供を大切にする保護者が増えています。
子供が大切という気持ちからこのような特別な対応を求めたり、個を重視する時代になったためにその子にあった特別な育児をと考えたりということが背景にあります。

内容によっては保育園としても受け入れられるものがありますが、無理なものも多々あるものです。
そう言ったものについてはきちんと説明をして納得してもらうことが必要になってきます。

どこでもモンスターペアレントは現れるのか

確かに保育園の中にはこのような理不尽な要求をする保護者もいます。
しかし、すべての保護者がこのようなことを言っているわけではありません。
あくまでもこのような保護者はごく一部であることを理解しておく必要があります。

最近ではモンスターペアレントという言葉が一人歩きしている状態が続いています。
保護者の中には何か伝えたいことがあっても、自分がモンスターペアレントと思われたくないとして我慢している保護者も少なからずいることも事実です。

大切なことはモンスターペアレントとラベルを貼ることではなく、そのように保護者が思う背景を理解したり、適切な対応をとったりすることです。
中には家庭や仕事がうまく言っていないために理不尽な要求をしているという保護者がいるのも事実です。
モンスターペアレントと勝手に身構えるのではなく、その人の気持ちに寄り添って対応することが重要なのです。