保護者会は緊張するもの
保護者会というのは保護者の前で話をすることであるために緊張するものですし、準備中は不安になることもあります。
普段なかなか話すことができない保護者との時間ですから有意義なものにしたいですし、自分たちに安心して任せられると思ってもらえるような会にしたいものです。
しかし、いざ保護者会をしようとなれば、何を話すべきなのか、どう言ったことを保護者は求めているのかということがわからなくなってしまうことも少なくありません。
そこでここでは保護者会準備をどのように進めれば良いのかを紹介していきます。
ゴールからの逆算をする
保護者会を通して保護者に何を伝えたいか、感じ取ってほしいかというゴールから逆算をしていくと話の内容や伝達事項が絞りやすくなります。
ただ生活面についての報告、とすると日常のどこを切り取れば良いかがわからないものです。
しかし、今保護者が最も困っているトイレトレーニングのことにしようと絞れば、保育園での取り組みや園児の様子を伝えるというように内容を具体的に絞っていくことができます。
このように内容を絞ることによって保護者が持ち帰ることのできるテーマもはっきりします。
話を聞いて安心することができますし、自宅で実践するべきことが明確になることで保護者会は実施をした意味を見出すことができるのです。
もしも、今保護者が聞きたいことのニーズがわからないとなれば、アンケートを取るとテーマを絞りやすくなります。
保護者から出てきた意見を元に保護者会の話題を組み立てることができるので、保護者にとっても有意義な時間にすることができますし、不安や悩みといった問題を解消する手助けをすることができます。
時には工夫をしてみる
常に保育士から一方的に話をするのでは面白みがありません。
せっかくならば、参加して楽しかった、よかった、と思ってもらえるような工夫をすることも有効です。
保護者が楽しめる保護者会を運営することができれば、保護者は保育士に対して安心して子供を預けられるという信頼を得ることができます。
例えば、保護者の参加人数が少ない場合にはグループワークにして各家庭の様子を伝え合ったりエピソードをシェアする時間にしたりすると盛り上がりますし、保護者の仲も深まります。
他にも子供が日頃保育園で実践している遊びや工作を保護者と一緒に行って子供達の保育の様子を伝えるというのも有効です。
いつも同じことをしているとマンネリになりますし、保護者の中でも優先順位が下がってしまうことがあります。
そこで時には何か工夫をして普段とは違う保護者会にするのもおすすめです。