保育園でも進むIT化
昔は保育園の仕事といえば、ほとんどが手書きであり、パソコンを使う仕事というのはありませんでした。
アナログな職場としての認識が高く、今でもパソコンがあまり使えないという保育士は多いものです。
しかし、最近では保育園でもIT化がどんどんと進んでいます。
保育の世界とは無縁そうですが、これによって保育の業務効率が上がる内容も多く、国の補助金太陽となっている分野でもあるのです。
そこでここでは保育園でどのようなIT技術が活用されているのかを紹介していきます。
これから保育士として働く人はもちろん、現役保育士でも知っておくと役立つ情報がたくさんあります。
保育園で行われているIT
保育園では昔と違い、今では保育園からの書類も全てパソコンで作成されます。
それ以外にも指導案や行事資料、名簿といったほぼ全ての書類がパソコン作成となっています。
パソコンで作成するメリットといえば保存ができることです。
必要なデータをすぐに閲覧することができ、内容によっては必要箇所のみ書き換えて新たな書類とすることができます。
また、名簿のような資料も手書きでは苦労した線引きの作業が簡単でなおかつ美しく出来上がります。
そのため、パソコンで作業をするということは大幅な作業効率のアップになるのです。
プリンターも性能が高いものが取り入れられています。
昔は変倍することや両面印刷することについては自分で計算をして作業をしなければなりませんでした。
しかし、プリンターは優秀でこれらのことを全てオートでやってくれます。
これによって業務効率も上がりますし、ミスも防ぐことができてエコにもなるのです。
管理ツールとしてもITが活用される
保護者の入退室管理であったり、連絡帳であったりといったツールについてもIT技術が浸透しつつあります。
昔は保護者の到着時間は時計を見ての管理であったために、延長保育となるかどうかという際どい時間のお迎えや預かりについてはきっちりと線引きすることが難しい場面が多くありました。
しかし、最近では保護者の入退室管理についてはタイムカードを打刻することで記録することが可能です。
これによって正確な電波時計が記録を残してくれるようになったので、ギリギリの時間のお迎えであっても延長保育となるかそうでないかということが明確に記録しやすくなりましたし、保護者にも伝えやすくなりました。
連絡帳についても、データとして記録を残すことで、いつまでも閲覧することが可能であったり、時間のあるときに書き残したりその内容がチェックできたりと便利になります。
紙で記録に残すということも記憶に残りやすかったり思い出にできたりとメリットはたくさんあります。
しかし、データ管理にすることによるメリットもとても大きいのです。