保育園でのルール遊びの重要さ
ルールのある遊びというのは年少から少しずつはじめていくことができます。
またルールを覚える必要があるために、子供達には難しく思われがちですが、そのようなことはありません。
もちろん初めから完璧にすることはできませんが、少しずつ伝えていけば子供達はその方法を理解して実践できるようになります。
ルール遊びを覚えるというのは脳の発達のためにも必要ですし子供達が社会的ルールを学ぶためにも必要なものです。
そこで子供達が少しずつ大人が話すことに対して集中し、興味をもって聞けるようになってきたら保育士はクラスの遊びにルールのある遊びを取り入れていきましょう。
ここでは取り入れやすいルールのある遊びを紹介していきます。
まずは遊びの基礎となるものから
子供達がルール遊びのはじめとして取り組みやすいものといえば、鬼ごっこやだるまさんがころんだです。
これらは少しずつ取り組みながらルールを覚えていくことができるので、ルール説明の言葉が少なくても十分に取り組むことができます。
また、少しずつルールを理解して遊びが成立するようになってくれば遊びの内容を応用することができます。
例えば色鬼や高鬼といった色を使って遊ぶようにしたり高いところに限定してとまったりという動きがあればより子供達の遊びも広がりますし、頭を使った動きをすることが必要になります。
他にも動物のキャラクターや絵本の内容を生かした鬼ごっこにしたりということをすることで同じ遊びでもいつもと違うところを出すことができ盛り上げやすくなるのです。
慣れてくれば少しずつルール性の高いものを取り入れていく
簡単なルールのゲームを始めてルールの理解をしたり、ルールを守る大切さをわかったりすすれば少しずつゲームの難易度を上げていきます。
この時多く用いられるゲームというのが椅子取りゲーム、フルーツバスケットです。
これらのゲームはルール性も高くなりますし、スピードやスリルが高まるために楽しさも倍増します。
他にもカードゲームも有効な遊びです。
少人数でしか遊べないものもありますが、だからこそ記憶力を身につけたりコミュニケーション能力を高めたりということに役立ちます。
ルール遊びに参加できない子供への対応法
子供達の中にはルール遊びに参加でいない子がいます。
そのような子に対して、保育士は参加できない理由を探り適切な声かけが必要です。
ルールが理解できない場合には補助をして少しずつ体を動かして覚えさせていくことが有効です。
他にも一番になりたいという意識からルールを無視してしまったり自分は捕まっていないと主張したりする子がいます。
そのような子にはその子の負けたくない気持ちを受け止めつつもルールを守る重要性を伝えることが必要です。